20171103_スイスドラフト編の戦績と色毎の所感
前回の戦績まとめからあんまり経ってないけど、ドラフトというゲームを思い出した気がするので次回からシングルエリミに移ろうと思うので一度戦績をリセットします。
■環境所感
2~4マナであまりクリーチャーのサイズが劇的に上昇することがなくて、パワー3あればたいがい相打ち以上になれる気がする。なので、2マナで動けないとそのままずるずると負けがち、特に後手はなんとか2tに動きたい。そういう意味で2マナ以下が5枚は欲しい。早いターンに3/3で殴れる2マナ、G2/2/2《深根の戦士》と、R2/2/2《ティロナーリの騎士》は同マナ圏で一方的に殴れるから強い。
他にはG4/3/4《葉を食む鞭尾》が同マナ圏ではほぼ止められる。G6/6/6《巨大な戦慄大口》がめちゃくちゃ頼りになる。
カットラスはどんな色でもそこそこ強い。みんなそれに気付いたのか、環境書記に比べて明らかにカットラスを見なくなった。カットラスを取ること前提のピックはきつくなったかも。
■ 結果回数
回数 | 確率 | |
3-0 | 7 | 20% |
2-1 | 16 | 46% |
商品外 | 12 | 34% |
■色別使用率(1回につき2色使うので足して200%になります)
回数 | 確率 | 2-1以上確率 | |
赤 | 14 | 40% | 64% |
白 | 18 | 51% | 67% |
黒 | 16 | 46% | 63% |
緑 | 10 | 29% | 80% |
青 | 12 | 34% | 58% |
緑は単にちょっと弱いと思っているからやる少なめ、空いている時しかやらないから逆に勝率が高いということだと思う。
青をやる確率が低いのは「コモンがちょっと消えててこれが流れてくれば空いている」という確信が持ちづらいからだと思う。青トップ3は3/1/2飛行探検《セイレーンの見張り番》、飛行オーラ《風と共に》、3/2/2タップ《水罠織り》かな? もうちょっとやりたい。
白は3/2/3《縄張り持ちの槌頭》と平和な心《崇高な阻止》が多いからこの回数なのかな。
赤はプレアブルなコモンが多くて卓に許容する人数が他より多い印象だったのでもっとやってると思ってた。
■二色毎の記録
回数 | 確率 | 3-0回数 | 2-1回数 | 賞金外回数 | 2-1以上確率 | |
赤黒 | 6 | 17% | 1 | 4 | 1 | 83% |
黒青 | 3 | 9% | 1 | 0 | 2 | 33% |
青白 | 3 | 9% | 0 | 2 | 1 | 67% |
白緑 | 4 | 11% | 1 | 2 | 1 | 75% |
緑赤 | 2 | 6% | 0 | 1 | 1 | 50% |
赤白 | 4 | 11% | 1 | 2 | 1 | 75% |
白黒 | 7 | 20% | 1 | 3 | 3 | 57% |
黒緑 | 0 | 0% | 0 | 0 | 0 | - |
緑青 | 4 | 11% | 2 | 2 | 0 | 100% |
青赤 | 2 | 6% | 0 | 0 | 2 | 0% |
■組み合わせ毎の所感
・赤黒
-赤黒海賊
【評価】そこそこ強い。
海賊以外の赤ではそこまで優先順位が高くないけど、海賊だとやたら強いR3/3/3《身勝手な粗暴者》がいっぱい取れれば強いみたいな印象。RB2/2/2《凶兆艦隊の船長》は強いときは強いけどそこまで強くない印象。
4/2/2速攻探検《鉄面連合の海賊》は見た目弱いし実際弱いけど、《凶兆艦隊の船長》、《身勝手な粗暴者》あたりと一緒に使えばプレアブルかなと思います。
カットラスの着け先が地上クリーチャーになって付け替えロスが発生し気味なんだけど、その時に《流血の空渡り》に付けられるとストレスがない。
-赤黒オーラスペシャル
【評価】強いらしいのでパターンに加えたい。
環境初期に低マナ優秀クリーチャーにぺたぺたオーラ貼るデッキを一度見かけて「なるほどなー、これはやる価値があるかもしれん」と思ったあと、やらないまま色々なところで「実はこれ強いんすよ」って言われてて少し悔しい。
・青黒
【評価】よく分からない。
-地上を止めて空から殴る
-宝物を使った多色コントロール
-ミッドレンジッっぽい動き
の3種類があるのかなという漠然とした印象。
地上を止めて空から殴るのは戦術的にはコモンで成立するけど、コモンだけだとカードパワーが足りないからレアが欲しい。
宝物を使った多色コントロールは青を中心にレア依存気味。
ミッドレンジっぽい動きは環境最強のコンバットトリックだと思う《卑怯な行為》を中心に、2種類の強オーラやカットラス、青黒以外だと使いづらいB2/2/3《自暴自棄の漂流者》、墓地から海賊をする《溺死者の行進》あたりの要素を組み合わせるのかなという感じ。よくこういうデッキに負けてる気がするんだけどリプレイ見ても何がそんな強いのかよく分かってない。
・青白
-地上を止めて空から殴る
【評価】強い
青だけで地上を止めて空から殴るというプランに必要なカードが全部あるので形になりやすい気がする。《風と共に》を使うのなら《潜水》あたりも取っておきたい。W2/2/2絆魂《司教の兵士》につけて、一回除去から守れればだいたい勝てる印象。
あと、G4/3/4《葉を食む鞭尾》とW5/3/4《輝くエアロサウルス》が出たら困ってもじもじしないことをピック時点から意識したい。安いのでどこか10手目以降くらいに《もぎ取り刃》をピックしておくとか。
・緑白
-緑白コントロール
【評価】強い
緑白のことを強いと思っているのは前述の通り、緑が空いている時しかやってないからかもしれない。緑の強いコモンがG4/3/4《葉を食む鞭尾》、G6/6/6《巨大な戦慄大口》、G3/2/2《ティシャーナの道探し》と低速を志向しているので積極的に殴りに行くデッキにはならないと思う。
・赤緑
-赤緑恐竜
【評価】弱い気がするけどよく分からん……。
まず、環境の二大コンバットトリックの《吸血鬼の士気》と《卑怯な行為》が使えない。上に書いたとおり緑もあんまり「殴るぞ!」って感じじゃない。でも、赤はけっこう「殴るぞ!」って感じなのでちぐはぐな印象。強くて再現性のある形が見つかれば強いかも。
・赤白
-赤白ビートダウン
【評価】強い
あんまり恐竜シナジーは気にしなくていいと思う。《ティロナーリの騎士》と《プテロドンの騎士》を使うなら近いマナ域に恐竜をいれるという感じかな。
2t《ティロナーリの騎士》3t《縄張り持ちの槌頭》って展開できる初手が来ると「このゲームは勝ったな……」とか思う。(早い)
・白黒
-白黒吸血鬼
【評価】組めれば強い
吸血鬼シナジーのカードって白黒でしか真価を発揮しないので早い段階で取れなくてずるずるとやる気が機会を逃しがち。吸血鬼以外はいらない関係で5/3/3《血潮隊の司教》が取りやすい気がするんだけど、吸血鬼の5マナってできれば5/3/3を出したいし《選定された助祭》を出したいし、何も考えずにピックしていくと《依頼殺人》も加わって5マナ域が膨れがちになる印象。
《選定された助祭》で飛行クリーチャーを強化するのか、もっと遅めにライフゲインでこらえつつ《不死の古き者》とかまでいくのか、みたいなことをちゃんと考えた方がいいのかなと思う。
-白黒ミッドレンジ
【評価】強い
二大コンバットトリックの《吸血鬼の士気》と《卑怯な行為》、二大除去の《依頼殺人》《崇高な阻止》が使えるので強い。
なんだかんだ吸血鬼シナジーが《選定された助祭》程度になることって多いけど、あいつ単体でも5/3で殴るくらいはできるし、そこそこB3/2/2飛行《流血の空渡り》、W2/1/3《軍団の飛び刃》、W2/2/2絆魂《司教の兵士》あたりがいれば充分強いし吸血鬼にこだわる必要ないよな、という感じ。
・緑黒
-緑黒探検?
【評価】よく分かんない。弱い気がする。
一回しかやったことないしよく分からない。黒のクリーチャーのサイズが貧弱で緑と噛み合わない印象。
・緑青
-青緑マーフォーク
【評価】よく分かんない。弱い気がする。
回避クリーチャーに+1/+1カウンター乗せる形と、地上から殴りに行く形の二つがある気がしてて、それは緑中心か青中心かの差っぽい気がする。地上から殴りに行く形だと《深根の戦士》にカウンターを一つ乗せれば4/4ラインになるのでその動きが中心なのかなぁ。
-青緑ランプ
【評価】普通。逃げ先によくなる。
青緑はマーフォークよりランプの方が強い印象。宝物でシングルシンボルまでなら無理なくタッチできるのでアンコモンの2色カードがそれなりに入る。
U3/1/4《財力ある船乗り》の宝物から白を出してGW《好戦的なブロントドン》を出して壁クリーチャーで殴りつけるという動きはパーツが安いからそれなりに再現性のある動きのように思う。
・青赤
-青赤海賊
-赤のアグロに《風と共に》とバウンスみたいな形
-《間に合わせの砲弾》スペシャル
【評価】よっくわかんねー!
赤青って地上から殴るの? 空から殴るの? どうするの? って感じ。識者のかたに教えて欲しい。とりあえず見かけたことがある赤青は上記の三つかな。
20171101_緑白コントロール(3-0)
え? 3-0しちゃったよ……? このデッキで……?
前回それなりに自信合ったデッキで1-2した下振れを回収するような上振れ。
9:7:2の土地配分3色は個人的にはけっこう理想の土地配分。個人的にはメインカラーが出る土地が9枚欲しくて、8:8:1(+なにか多色サポートする非土地カード)みたいな3色はあまり好きじゃないんですよね。
この環境の、緑ってコントロール/ランプ系だと思ってて(というか殴りにいけない)、それはコモンの強いカードが3/2/2探検《 ティシャーナの道探し》と4/3/4 《葉を食む鞭尾》と 6/6/6《巨大な戦慄大口》っていう守りながらマナを伸ばして殴る戦術をサポートするカードがあるからなんだけど、逆にその3種類のうち2枚がなくて、ティシャーナの道探しも1枚しか入ってないデッキがどうやってマナが伸びるまでグダグダさせて大物で勝負をつけられたんだ? ってリストを見て自分でも思います。
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